市政報告Vol.17 費用対効果を第一に!!政令市初の市議会ペーパーレス化実現!! 川崎市議会議員 矢沢たかお
3月から川崎市議会でスタートするペーパーレス化の取組みについてご報告させていただきます。
正式名称は「文書共有システムに関する検討プロジェクト」という特命プロジェクトで、電子化とタブレット端末を活用し、紙資料の削減をめざすものです。市議会の各会派代表1名がメンバーとして参加し、私は自民党市議団の代表として参加。16回の会議を経て、導入が決まりました。
私がプロジェクトで一貫して唱えてきたのは費用対効果が見込めるかという点です。税金を投入して導入するからには成果を求めるのは当然で、「導入することが目的」になってはいけません。かけたコスト以上のものが回収できないのであれば導入を見合わせるべき、と主張してきました。
民間企業に勤めていた経験から「ペーパーレス化による経費削減効果は限定的なのでは?」という疑念があったのですが、行政・議会はそれを覆す圧倒的な紙文化でした。膨大な紙資料が使われているのが現状です。
議会へのタブレット端末導入は政令市初です。政令市以外の議会でも導入が進んでいますが、常時インターネットに接続できるモデルであるなど費用対効果の視点が欠けているように見えます。川崎市議会では、年間で紙削減/約72万枚、議会局職員の作業時間短縮/約200時間、Co2削減/約4400kg、コスト削減の観点でもシステム導入3年で約800万円弱の費用対効果が見込めます。
3月からシステムを稼働し、4月から全議員が活用できる予定です。試験運用と検証を経て今年9月から常任委員会等の会議で完全運用を想定しています。
これは氷山の一角であり、行政側でもペーパーレス化が進めば、さらに大きな効果となる可能性があります。ハードルは高いですが、熱意と努力をもって対応し、市民の税金が効率的・効果的に使われるよう、今後も注力してまいります。
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4月19日
4月12日