「ラベンダーサポートみやまえ」の代表を務める 宮田 雅子さん 宮崎在住
がん患者らに寄り添う
○…今月27日に区社協福祉パルで初開催する『ラベンダー保健室』を主催する、「ラベンダーサポートみやまえ」の代表を務める。「がんと向き合えるサロンを宮前区に作りたい」という想いを共有するケアマネージャーや看護師、地域包括支援センター職員らを束ねる。「頼れる仲間たちばかりなので、自分がその役割を求められているならと引き受けました」と、メンバーに全幅の信頼を寄せる。
○…在宅支援の仕事をする中で、がんを宣告され闘病し旅立っていく人、そしてその家族ら周りの人たちの姿をたくさん見てきた。次第に「この人たちにもっと何かできることがあるのではないか」という気持ちが強くなり、術を模索。がんサロン開設にたどり着いた。「人はがん宣告されたら、必ず混乱します。そのあとどうしたらいいのか?時にはネットに振り回されたり。家族も同じです。その方たちの相談相手になったり、寄り添うことで少しでも手助けができたら」と真剣な眼差し。
○…静岡出身。看護師を10年以上務めた後、夫の転勤に伴い15年ほど前に宮前区へ。現在は長女とともに3人暮らし。ミュージカルや芝居鑑賞が好きで、今年の正月に初めて本場ブロードウェイのミュージカルを堪能。「すごくよかった」と目を輝かせる。今回の活動も家族は応援してくれていると嬉しそうだ。
○…「死を意識する人たちに対し接することの責任は計り知れません。メンバーは皆覚悟をもって臨んでいます」。同サロンは利用者らの意見を聴きながらつくっていくという。「とにかく来てくれた人がホッとできる雰囲気を作っていきたい。がんでなくても不安を抱えている人たちなど、誰でも気軽に寄れる場として、仲間を増やしながら続けていきたい」。笑顔が力強かった。
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4月19日
4月12日