県政報告 未来を担う子どもたちに東京五輪に携わる機会を 県議会議員(自民党)持田文男
現時点で参加機会は?
いよいよ来年の夏に東京2020オリンピックが開催されます。前回の東京オリンピック(昭和39年)の時、私は中学生でした。男子マラソン・円谷幸吉選手の激走が印象に残っています。日の丸の重責を背負い、あの小さい身体でよくぞ最後まで走りぬいたものだと感動しました。
前回の東京五輪では、ボーイスカウトが国旗掲揚を行い、ガールスカウトがパラリンピック大会の開会式にプラカードを持って入場するなど子どもたちに参加機会が設けられていました。しかし、今回の東京2020五輪では国民がボランティアとして参加するには、満18歳以上の年齢制限があり、現時点では子どもたちの参加機会は設けられておりません。
私はボーイスカウト、ガールスカウトに携わる「神奈川スカウト振興議員連盟」の会長を拝命しております。「神奈川の方たちも前回大会に携わったことがあるのでは」と思い、勉強会を通じて確認したところ参加した方がいらっしゃいました。参加者には岡本太郎がデザインした記念メダル、スカーフがプレゼントされたようです。話を聞いた70歳の方は、今でもメダルを綺麗に磨いて大切にしておりました。
輝けるレガシーを
このような素晴らしい体験は大きな勇気となり、心にしっかり残って人生を乗り切る原動力になる。そのことを確信し、私は「子どもがオリンピックに参加できるよう、県としてできることはないか」と考え、国に要望しようと神奈川県議会に働きかけたのです。その結果、7月8日の県議会本会議において「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において子どもたちに広く参加する機会を設けることを求める意見書」を国に提出することが全会派一致で採決されました。
関東3県に拡大
さらにこの動きは広がりを見せています。8月に関東6県の県議会議員が集まる野球大会が埼玉県で開催されました。私は各県の議員に神奈川県の意見書の動き、五輪と子どもたちに対する思いを伝えたところ、皆さん賛同してくれました。千葉、埼玉、茨城の3つの県議会でも神奈川県と同様の意見書を10月に採択してくれたのです。
現在、地元の国会議員を通じ、橋本聖子五輪担当相への面会を要望しています。東京2020五輪は、未来を担う子どもたちの貴重な体験の機会。宮前区から県に、国へと働きかけていきます。
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4月19日
4月12日