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阪神・淡路大震災の日に、神戸市でトランペットを20年にわたり演奏する 松平 晃さん 市内在住 77歳

掲載号:2020年1月24日号

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音色に思い、被災地へ

 ○…阪神・淡路大震災が発生した1月17日。「早朝追悼のつどい」(神戸市)で1999年からトランペット演奏を20年続け、今年は「阪神淡路大震災1・17のつどい」で奏でた。竹灯ろうが輝く、高台にある公園で『花は咲く』や『上を向いて歩こう』を披露。「亡くなった方をしのぶと同時に、被災地の方たちが元気に過ごす活力になれば」と、楽しんでもらうことを心がける。

 ○…公演に出るため震災前日まで神戸市に滞在しており、宿泊していたホテルの倒壊を翌日に知った。その4年後、被災地の知り合いから演奏を依頼されて快諾。「20年も続くとは思わなかったけれども、私が吹ける限り続けていきたい」。強い思いを込める。

 ○…川崎市立西中原中学校に在学中、吹奏楽部が創部しトランペットに出会った。「最初はうまく吹けず悔しくて、毎日のように練習した」と振り返る。日本電気(NEC・中原区)に入社後、すぐに吹奏楽団が発足。初の公演では演奏の出だしでソロ演奏を任された。「今でも鮮明に覚えている。吹ける喜びを得られたかな」。3人の子どもは、たまに孫も連れて遊びにくる。「お正月はみんな集まってにぎやかだったね」と微笑む。

 ○…昨年の台風19号の影響で中原区の自宅が床上浸水し、被災者に。ウェブ上の交流サイト(SNS)で被災状況を発信すると、多くの仲間から激励の言葉をもらった。「一生懸命協力してくれるボランティアの姿に涙が出た。地域の方たちとまちの再生に力を入れたい」。SNSの普及もあり、一緒にステージに立つミュージシャン仲間が増えた。「阪神・淡路大震災を風化させないためにも、私に続くミュージシャンが思いをつないでいってくれたらうれしいですね」

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