宮崎在住の研究者で大学教員の東慎一郎さん(48)がフランス学士院アカデミー・フランセーズの「マルセル閣下賞」を日本人で初の受賞、このほど表彰された。
王立時代からある同院の中でも最古のアカデミーから、ルネッサンスに関する研究に贈られる権威ある賞。東さんが出版した『16世紀の数学思想』が、ルネッサンスの思想誌として評価された。東京大学大学院在学時の研究を、出版の機会をもとに長年かけて再び研究、手直しをしたもの。数学に着目し、現代科学のルーツや科学の歴史などについて、フランス語で約500ページにわたり書かれている。
東さんは「まさか賞をもらえるとは。世の中に少しでも役立てるよう、過去と対話し現代を考え、提言していければ」と話した。来年には日本語版の出版が予定されている。
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