川崎市は2月25日、2019年の人口増減についてまとめた「川崎市の人口動態」を公表した。昨年1月から12月の間に、市全体の人口は1万3890人増加(前年比1491人増)。
宮前区は1208人増(前年比37人減)で、宮前区発足の翌年(1983年)から37年連続で人口増となっている。
区別では、全ての区が人口増。最も多かったのは幸区の3584人で、近年トップが続いていた中原区を抜き、政令指定都市移行後初めての結果になった。次いで中原区、3番目の多摩区は、過去10年で最も多い増加数を記録した。宮前区や麻生区、中原区、川崎区では増加数が前年より減少している。
宮前区の出生数は過去最少の1867人、死亡数は過去最多の1730人。これにより、自然増減(出生数―死亡数)は137人増で、前年より340人差が縮まった。市全体でみても、自然増数は初めて2千人を下回った。
転入から転出を差し引いた市の社会増減は、23年連続で転入超過。超過数の多い年代は20代で、進学や就職に伴う移動が目立つ。宮前区では2016年から転入超過が続く。市内区間移動も転入超過となっており、転入・転出先は高津区、多摩区といった隣接区の他、中原区が多い。市外では世田谷区、青葉区など近隣市区が多くなっている。
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