市政報告Vol.32 バス路線 渋滞対策等を質問ペーパーレス化、本格運用へ 川崎市議会議員 矢沢たかお
9月1日から10月12日までの期間、市議会第5回定例会が行われています。期間中開催される令和元年度の「決算審査特別委員会」において、所属するまちづくり分科会で質問した「向丘地区のバス路線渋滞対策」と、自民党を代表し取り組んできた「議会ペーパレス化の状況」をご報告致します。
道路改良の取り組み
野川柿生線・溝ノ口方面の道路交通渋滞は、地域課題の一つとして、その対策を取り上げ続けてきました。結果、平成30年の「都市計画網の見直し方針の改定」で、同路線が道路改良モデル路線として選定されました。
同路線を可能な限り改良し、交通円滑化に繋げていく必要があります。分科会では、交差点改良やバスベイ(バス避け)整備に向けた取り組みを質問。2カ所において、バスベイ整備に向けた取り組みが進んでいる事を確認しました。一つは、高架下にある「向丘中学校下」バス停への整備です。既存バス停の移設も含め、今年度中に詳細設計を実施し、来年度工事着手を予定しています。もう一つが、「向丘出張所」バス停への整備です。「向丘出張所の在り方検討」との連携も重要となりますが、早期の効果発現に向けた取り組みを要望致しました。
また、市の答弁では交差点改良の検討が必要な場所の一つとして「蔵敷交番前交差点」も挙がりました。同所は横浜市営地下鉄3号線延伸に伴う新駅設置や向ケ丘遊園跡地の再開発、鷺沼駅再開発に伴うバス便新設等、今後10年を見据えると多くの需要が生まれ、既存のままではさらなる交通渋滞を招く事が考えられます。将来を見据えた議論を進めてまいります。
効果は年間一千万超
平成30年から始まった市議会におけるタブレット端末を使用したペーパレス化プロジェクトですが、本年9月からその対象範囲を拡大し、本会議を含めた原則すべての会議での適用となりました。政令市初の取り組みですが、私がプロジェクトで一貫して訴えてきたのは、費用対効果の視点です。令和2年9月時点で紙削減枚数157万枚、職員作業時間減、システム経費を含め、費用対効果は年間一千万超になる見込みです。
これは氷山の一角であり、行政側においてもペーパレス化が進めば、さらに大きな効果となる可能性があります。市民の税金が効率的・効果的に使われるよう今後も注力してまいります。
矢沢たかお
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日