欠席した友人とビデオ通話する新成人（上）／晴れ着姿で門出を歓喜＝11日、とどろきアリーナ
川崎市の「令和３年成人の日を祝うつどい」が今月11日、とどろきアリーナ（中原区）で会場開催とオンライン配信の２本立てで行われた。新成人１万４１２５人のうち、２部制から３部制に増やして行われた会場に参加したのは３７１６人。昨年の約４割減となった。また、配信は計２２４６人が視聴した。宮前区内の新成人は２３７４人。
緊急事態宣言下での開催で、会場は入場時の手指消毒や検温、座席間隔を空けるなど対策を徹底。市こども未来局青少年支援室の担当者は「大規模で延期となるといつできるか分からない。新成人の方の一生の思い出作りのため実施に踏み切った」と話す。
区内在住の植田愛美さんは「支えてくれたすべての人に感謝を伝えたい。これから先の人生で恩返しができれば」と感謝の気持ちを述べ、有吉真さん（同）は「現状に満足せず、もっと成長するにはどうすればいいか考えながら過ごしていきたい」と希望を語った。
意見さまざま
友人が体調不良で欠席した男性は「ビデオ通話で再会。残念だけど、このご時世だから仕方ない」と、思いを語った。「ここまで感染が広がっていたら自粛しても仕方ない。この後数人で飲みに行く」と話す男性もおり、さまざまな意見が聞かれた。
なお新成人の多くが「同窓会は中止または延期になった」と話し、中には「今年はできないのが当たり前。開催の有無さえ話に上がらなかった」という人もいた。
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