宮崎中学校(榎原真也校長)の3年生289人が2月25日、森永乳業(株)と教室をオンラインでつなぐ「リモート企業訪問学習」を行った。
同社は社会貢献の一環として、各地でオンラインによる企業訪問に取り組んでいる。川崎市は同社からの呼びかけに対し、昨年の緊急事態宣言下にオンライン授業に取り組んだ実績のある同校を推薦。今回の企画が実現した。
同校では例年、2年生が近隣の企業を訪問する職場体験を実施しているが、リモートによる企業訪問は初の試み。同社社員が「Zoom」で8教室と同社の本社会議室をつなぎ、質疑応答を交えながら、企業紹介や体験談などを披露した。担当社員は「仕事はやりがいがあって人生を豊かにするものだということを伝えたかった」と訴えた。
リモート学習に参加した河原陸人さんは「2年時はスーパーに職場体験に行ったが、オンラインでも十分に将来を考えるきっかけとなった」と感想を話した。
榎原校長は「1人1台の学習端末を持つギガスクール実施前に、オンラインで何ができるかを検証する第一歩になったのではないか」と話した。
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