川崎市は2月12日、最大降雨時に想定される浸水区域や浸水時の避難方法などを示す「内水ハザードマップ」=写真=を公表。宮前区内の浸水区域は区内全域の約8%で麻生区(5%)に次いで2番目に小さい。市の平均は15%だった。
市は、市民への注意喚起や緊急時の避難に役立ててもらうため、河川が氾濫した場合を想定した「洪水」、土砂災害警戒区域の範囲などを示す「土砂災害」のハザードマップを作成した。
今回作成したマップは、1時間に153mmと想定最大規模の雨量が降った場合に、下水道の排水機能を超えてマンホールや下水路から水が溢れる場所を示すもの。2m以上の浸水深から、10cm〜20cmまでの道路冠水相当までを色分けし、5段階で表示。併せて、浸水時の避難方法や日頃の備えなどの情報も掲載している。区内では最大浸水量を示す2m以上(1階軒下以上)の箇所はないものの、一部地域で床上浸水相当の1m〜2mが想定されている。
ハザードマップは市内の区役所などで配布されているほか、電子版を上下水道局のウェブサイトで確認できる。
市の担当者は「洪水ハザードマップと内水ハザードマップを併せて、いざに備えて下さい」と呼び掛けている。
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