アマビエを描く地上絵企画を発案した 松澤佑紀さん 向丘中学校勤務 37歳
生徒と共に成長を
○…向丘中学校の教諭として、校庭に地上絵を描く企画を発案した。担任をしている1年生の恒例行事である自然教室が新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことが始まり。「失われた学習機会を新たに作り出そう」。生徒が自ら選択し、体験した過程で学びや気づきを得てほしいという思いから、楽しみながら学習できるように地上絵企画を発案・実施した。「活動を通して主体的な行動や他者理解の気持ちを持ってほしい」と生徒への期待を寄せる。
○…横浜市港北区生まれ。小中学校の時にサッカーをやっていた。クールなところに憧れて、小さい頃は「ラモス瑠偉になる」ことが夢だった。大学院時代に教育実習でやりがいを感じ、教職の道を志した。「子どもたちと一緒に自分も成長したと実感する瞬間が好き」と仕事のやりがいを語る。
○…休日の楽しみは野球観戦。好きなチームは横浜DeNAベイスターズ。本拠地のハマスタに通っているそうだ。「魅力は応援歌で一つになって喜びを分かち合えるところ」で、他者について考える教育に通じる面も感じている。
○…数学教師として同中学校に勤めて5年目。常に心がけていることは感情で指導しないこと。3年間かけて育てた生徒たちの成長していく姿に、教師としてのやりがいを見いだしている。「生徒が学びたいと選んだ内容を教えていく生徒主体の学習を取り入れていきたい」と今後の挑戦にも積極的。そんな先生にとって生徒は「共に学校生活を送る仲間であり、授業ではライバル。自分も成長できて刺激を貰える存在」だという。「なるべく教師と生徒ではなく、人として対等になれる存在」が理想の教師像だ。今日も生徒に正面から向き合う。
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4月26日
4月19日