宮前警察署の新署長に就いた 竹之内 信尋さん 神木本町在住 52歳
正義貫き、いきいきと
○…就任時のあいさつで「署員満足度ナンバーワンの署」を目標に掲げた。通常業務をこなすのは当たり前。その上で「メリハリをつけて無駄をなくし、署員がいきいきと良い仕事をすることが、公私、地域にもプラスになるはず」と強調。横断歩道の事故や特殊詐欺など数々の課題はあるが、コロナで思うように対策できない状況が続く。それでも「悪は許せない」と正義の炎を静かに燃やす。
○…親しかった駐在の影響もあり、中学の頃から「警察官になる」と心に決めていた。高校を卒業後、故郷大分から寝台列車に揺られ、神奈川県警へ。「先輩についていこうと必死だった」と当時を振り返る。刑事担当部長や県警本部長秘書官、検死室長など、さまざまな職に就いてきた。「大きな事件には当たらなかったが、どれもが思い出深く、一つは選べない」。言わば、職務を全うし事件事故を未然に防ぎ、地域の安心安全を守ってきた証拠だ。
○…父の背を追い、娘も警察官に。「当初は心配だったけれど、やりがいを感じているみたい。2人で食事に出掛け、仕事の相談を聞くこともある」と話す顔はうれしそう。幸区の自宅を離れ、警察官舎での単身赴任は今回で2度目で、「料理も上手くなってきた」と得意気。フロンターレファンで、スポーツは観るのもやるのも好き。休日にはジムでトレーニングに励み、フルマラソンは4時間を切る。就任早々シェアサイクルで区内をまわったそう。「住宅街が整備され、落ち着いた街。緑豊かで気持ち良かった」とにっこり。
○…大事にするのは孔子の教え『義を見てせざるは勇無き也』。己の損得を考えず何に捉われることなく、正義を貫き、宮前の安心安全を守っていく。
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4月26日
4月19日