宮前区 人物風土記
公開日:2021.06.04
川崎北部市場水産仲卸協同組合の新理事長に就任した
保坂 朋宏さん
菅生在住 55歳
水産棟の新たな船出へ
○…約50社の組合員と理事10人を取りまとめる。理事は40〜50代がほとんどで「先を見据えてがらりと若返った」。コロナ禍前は、食育活動を実施。「近隣の保育園などに出向いて魚の魅力を伝えるのもいい」と夢は膨らむ。「何でも発言できる開かれた組合にしなくては」。全員の考えをいかにまとめ、より良い形で落としどころを見つけるか。組合の舵取りが、腕の見せ所だ。
○…水産棟の仲卸・山忠保坂水産(株)の社長。2代目で、色眼鏡で見られることもあったというが「自分の向かい方一つでどうにでもなる」。自慢の魚種を並べ愚直に仕事に向き合い、理事も若い頃から任され約20年、鮮魚部会長も務めた。「自分の色を出すのに、先代(父)は黙って見てくれていた」と振り返る。今は息子2人もともに市場で店に立ち、親子3代が揃うことも。「美味しいと、笑顔になる魚を届け続けたい」と熱く語る。
○…川崎フロンターレを20年以上に渡りサポート。毎週土曜はユニホーム姿で店頭に立つ。アウェー戦で全国各地に足を運び、同時に地方の仕事仲間とも親交を深める。「息子が楽しそうで」と、40歳を過ぎて自身もサッカーを始め、毎週汗を流す。シニア大会に出場した翌日も、いつも通り朝の2時には出社する鉄人だ。数年前に二輪免許を取得するなど趣味多彩。「何事も一生懸命取り組むことが、良い仕事につながる」
○…昨年市場法が改正され、一般客の来場も公に認められた。「他の棟とも連携して、まず地元に開かれた市場に。県内の朝獲れで鮮度抜群な魚が並ぶんだ」と誇らしげ。「調理法など、何でも店で聞いてくれれば。楽しみながら、きっといい買い物ができるはず」。今日も市場に威勢のいい声が響く。
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