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宮前区版 公開:2021年6月11日 エリアトップへ

菅生台自治会会長として児童花壇を発案した 黒澤 克實(かつみ)さん 菅生在住 82歳

公開:2021年6月11日

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黒澤 克實(かつみ)さん

溢れる思い 地域に向け

 ○…菅生第4公園で行われた児童花壇づくり。きっかけは、街について研究する稗原小の授業。街の歴史や公園づくりに興味を持った児童のため、同自治会初の児童花壇づくりを企画した。「公園や花壇で楽しみながら、地域の交流の大切さを学んで欲しかった」。柔和な表情で子どもたちへの想いを語る。

 ○…川崎区鋼管通り生まれ。総合商社で世界各地の機械や工場を作るプロジェクトに携わった。自宅を息子に託し、巡った国は約30か国。人望厚くトルコ駐在時代には、アンカラ日本人会の会長を務めたこともある。「利益だけでなく地域の発展も大事。地域や人のために動く楽しさは外国で学んだ」。帰国後に自治会運営に関わる気持ちは、海外で培った。

 ○…「家内がいるおかげで今の自分がいる。それ以外にない」と言い切るほどの愛妻家。アメリカ駐在時代に、妻に誘われ始めた「カントリーラインダンス」。25年たった今では公認資格を持つほどの腕前に成長した。菅生こども文化センターのダンス講師を夫婦揃って務めたことも。「リズムに乗って踊る楽しさは皆同じだね」と魅力を語る。「いつも発見をくれる妻に感謝です」と尊敬の念を送る。

 ○…会長就任8年で中高生をメンバーとする自治会防災チームの結成などの多くの活動に尽力。意識してきたのは「地域を活発に」の精神だ。伝統を守りながら、若い世代へつないでいくことが今後の課題。菅生中で子どもたちに英語の授業を行うなど、地域で子どもを育てる意識を大切にする。「自治会に入って、菅生台に住んでいてよかったと思えるような運営を今後もしていきたい」と2022年に迎える菅生台自治会50周年の節目へ向け、溢れる思いを地域に注ぐ。

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