子ども食堂を開始した「Erii's(エリーズ) Cafe(カフェ)」の代表を務める 小林 貴大さん 菅生ヶ丘在勤 34歳
多様な人と共に楽しく
○…「地域には障害者や高齢者など、色んな人が住んでいる事を知ってもらいたい」。障害者の日中一時預かりと子ども食堂を交流の場にするべく奔走。関係者の支援を受けながら、みんなが楽しめる空間を目指し日々活動に取り組む。「楽しく過ごしたいという思いに障害の有無は関係ない。共に楽しくを大切にしたい」と爽やかな笑顔で語る。
○…長崎に生まれ、すぐに横浜市へ。田園調布学園大に進学した理由は「なんとなく」。しかし、大学で出会った恩師が障害者福祉に関わっていたことから、卒業後は自らも同じ道へ。「一緒に遊びに行くような気持ちで、利用者さんと共に過ごす時間が面白かった」と支援の魅力を語る。過去には稗原小付近に区内初の重度心身障害者グループホームの設立に携わり、所長を務めた。「大学で恩師に会えたのは人生の転機になった」と懐かしむ。
○…休日に家族で過ごす時間が一番の息抜き。娘の希望で面白い滑り台や噴水がある特徴的な公園巡りや、夜の山に昆虫採集に出掛けることも。店名の由来は4歳の娘の名前「えり」から。市内を中心に活動する女性と子どもを支援するNPO法人の理事も務める。「家族の支えがあって、今の自分がいる」と感謝を述べる。
○…市内の事業所や相談員が不足している現状を知り、今年7月から同所での日中一時預かりと相談支援を始めた。「支援施設を使いたいのに(不足して)使えないケースは多い」と問題点を指摘。今後、地域に必要とされる場所を目指し大学周辺の住民との連携も模索中だ。「勉強や遊びにこだわらず、その時に必要とされる場所を目指してみんなで笑い合いながら頑張りたい」と語る顔から笑顔が溢れた。
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4月19日
4月12日