「等々力緑地再編整備実施計画」の改定(案)が11月18日、市議会まちづくり委員会で示された。改定(案)は、市が今年の5月に発表した骨子案を踏まえ、新たに計画された施設や今後のスケジュールなどが発表された。
今回、初めて示されたのがプールの整備。市によると年間を通して使える室内プールになり、小学校の授業にも使える仕様で幼児用プールの導入も予定するという。
等々力プールは、かつて年間約5万人の利用があったが、等々力球場の改築に合わせ15年の夏に廃止、撤去。廃止後に、幼児用のじゃぶじゃぶ池を整備する方針が示されていたが、再整備を求める市民の声も多かった。
外周園路を整備
ストリートスポーツ広場では、スケートボードのコースやバスケットボールのゴール等を整備。各競技の体験会や技術向上のためのスクールを開催するなど、民間事業者と連携し取り組む計画もある。
その他、芝生広場、多摩川との連絡路などが盛り込まれた。また安全・安心な空間の確保、公園中央部の分断解消のため、中央園路の一般車両の通行を禁止し、外周園路の整備を行うとした。
完成は8年後
新たな施設の配置や規模は「公募する事業者からの提案に柔軟に対応しながら計画を進める」と川崎市建設緑政局等々力緑地再編整備室の担当者は話した。
今後のスケジュールは、22年2月に等々力緑地再編整備実施計画を改定。同年4月から事業者を公募し、23年4月から緑地内施設を指定管理者制度で一体的に管理、29年度の施設整備完了を計画する。
なお、市では12月21日まで改定(案)への市民からの意見を募集している。
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