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宮前区 人物風土記

公開日:2022.01.28

みやまえ情報ラボで最年少メンバーとして活躍する
関口 真由(まさよし)さん
菅生在住 22歳

街の魅力 文章に込め

 ○…区内の市民記者で構成される「みやまえ情報ラボ」で、宮前の魅力的な情報を発信する冊子『ぐるっとみやまえ』の制作に携わる。60代を超えるメンバーが多い中、大学に通いながら22歳の若さで記者活動に取り組み、街の魅力を若者目線で発信する。「情報発信の仕方を学べ、身近にいる魅力的な人と出会えるラボの活動は楽しい」と日々の思いを語る。

 ○…菅生出身。読書家の家族の元で育ち、自身も本好きに。中学生の時に不登校を経験するが、文章の読み書きが好きだったことがきっかけで、情報ラボが主催するライター育成講座を受講した。「多くの人に支えられ、世界が広がった」と当時を振り返る。今は日大芸術学部で文学研究に没頭。大学院への進学も決まった。「込めた思いが形として残り、消えないこと」と本の魅力を語る。

 ○…休日は主に図書館や古本屋を巡り、読書と音楽に親しむ。フォークソングや昭和歌謡を好み、月に2回ほど知り合いとギターを演奏することが息抜きだ。「日々是好日」の精神を大切に学業や趣味に没頭する。「人生の浮き沈みは多かったけど、生きてはいける。周りへの感謝を忘れないようにしたい」と話す。

 ○…分からない事だらけで始めたラボの活動も今年で7年。沿線に固まりがちな魅力スポットを満遍なく紹介できるようつながりを広げることが今の課題だ。人生経験豊富な仲間と共に、4月配布の10冊目制作しながら、本について学び続ける。大学院では戦前の大衆児童文学を研究しながら、現在の文芸作品につながるルーツを探る。将来の夢は自分の本を出版すること。「小説か研究書で、自分の思いを表現した本を執筆したい」と抱負を述べた。

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