宮前区
公開日:2022.02.11
県保健衛生表彰
未来の光「診守(みまも)り」続け
すずか小児科・皮ふ科クリニック 鈴鹿隆久院長(70)
「少しでも認めてもらえたのならありがたいこと。社会に貢献できれば幸せ」と穏やかに受賞の喜びを語る。
大学病院勤務時代は新生児医療に没頭。小児科医院を開業するとアレルギーに悩む子どもの多さを実感し、学び直してアレルギー外来を新設した。一人ひとりに合わせた診療がモットー。「子育ての不安ごとに少しでも役に立てれば」と『こんにちは赤ちゃん外来』を設けた。川崎市小児科医会会長だった昨年4月には「スムーズに小学校生活を送れるよう、入学前に問題を発見し支援することが必要」と説き、中心となって市の5歳児健診の指針を改定した。
1988年に開業、2017年に近隣へ移転し、34年にわたり地域の子どもを中心に高齢者までを診てきた。2代にわたり診察に訪れる親子もいる。「中には医師を目指してくれ、夢を叶えた子もいる」とうれしそうに話すさまは、地域を見守る親のよう。「子は未来の光だから」
古希を迎え、第一線からは徐々に退く意向。「心の問題や発達が気になる子に、時間を掛けて向き合っていきたい」。腰を据え、地域医療に携わっていく。
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