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宮前区 社会

公開日:2022.04.01

野川中
生徒発 トンガ募金
活動、全校に波及

 野川中学校(森島烈校長)で3月20日、一人の生徒の発案から校内で寄付を募り、海底火山が噴火し被害を受けたトンガに義援金を送った。



 現地だけでなく、日本でも津波による被害があったことをニュースで見た島田歩人さん(新3年)=写真左から3人目=が「災害大国の日本も他人事ではない」と発案した。教諭に相談し企画書を作成。全教諭が回覧し、生徒会が協力して募金活動をすることに。生徒会を担当する鈴木悠介教諭は「良くできた企画書だった。以前も生徒会が募金活動をしてきた伝統もあった」と振り返る。



 募金は2月21日から25日の登校時に行った。手作りの募金箱を持ち、数日間活動を行う旨とともに協力を呼びかけた。島田さんは校内に「他人事ではない」「募金はすぐできるボランティア」など寄付を呼びかけるポスターを掲示。放送委員もテレビ朝会や昼の放送で寄付活動を伝え協力するなど、協力体制が前項に広がった。活動をともにした松永羽菜生徒会長はじめ生徒会の面々(新3年)は「野川中の温かさを感じた。困っている人を常に助け合えたら」と話した。集まった義援金2万2120円は日本赤十字社を通じトンガに送られた。島田さんは「想像以上に、学校みんなの協力の思いが集まった。復興支援に役立ててほしい」と思いを語った。

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