神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2022年6月24日 エリアトップへ

町会応援補助金 初年度の申請率53.9% 市、事例示し利用促進へ

経済

公開:2022年6月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

 町内会・自治会活動を応援するため、川崎市が昨年度導入した補助金制度の申請率が53・9%だったことが分かった。制度は、今年度も継続。市は補助金の活用事例を公開し、各団体の活動促進につなげたい考えだ。

 コロナ下で自粛する町内会・自治会の活動を後押しすることを目的に、地域の防災、美化活動、住民の交流イベント、福祉活動などの費用を市が補助する同制度。補助費用は、対象経費の2分の1で、「加入世帯数×700円」が上限となる。

 初めて導入された昨年度は、7月から申請を受け付け、締切の12月末までに351団体が申請。市内の全町内会・自治会の53・9%だった。市の担当者は「想定よりも少なかった。祭りなどのイベントも中止になったり、補助金の活用方法が分からなかったのでは」と分析する。申請をしなかった町内会からは「備品を買った後だった」「他の会の様子を見たかった」という声もあがった。

活動の活性化に

 昨年度の活用実績は「公道の桜並木の植え替え」「掲示板の修繕」「自治会館のWi-Fi設置」「町内会ガイドブックの作成」「子どもの居場所づくりのための長イス・机の購入」など。市は、今年度の利用促進のために、活用事例集の作成を進めており、現在各区で情報を取りまとめている。秋頃の完成を目指し、市ウェブサイトでも公開する予定だ。町内会側からは「すでに予算を組んでいるので、他の団体がどんな使い方をしたか、なるべく早く情報が知りたい」といった要望もあがる。

 今年度の申請の最終締切は今年12月28日まで。市は、各区で5月に説明会を実施。高津区は今後開く予定で、宮前区は個別で随時相談を受け付けている。市の担当者は「今年度は、活用事例集を参考に、より多くの団体に補助金を活用してもらいたい。そして会の活動の活性化につなげてほしい」と期待を寄せる。

宮前区版のトップニュース最新6

県庁で凱旋公演

インクルーシブ合唱団

県庁で凱旋公演

手話と歌で音楽表現

3月29日

災害時のトイレ、備えは

能登半島地震

災害時のトイレ、備えは

間もなく3カ月 啓発に力

3月29日

11年ぶり、全面刷新

川崎市ホームページ

11年ぶり、全面刷新

利便性、視認性を向上

3月22日

50年と未来を表現

川崎北高校

50年と未来を表現

記念ソングとロゴ作成

3月22日

「電子商品券」を導入へ

4月から

「電子商品券」を導入へ

 市、ふるさと納税の返礼品

3月15日

最優秀賞に西野川小

市PTA広報コンクール

最優秀賞に西野川小

紙とデジタルを駆使

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

  • 2月23日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook