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宮前区 社会

公開日:2022.08.26

西野川在住川名さん
ナシ品評会で最高賞
「幸水」2年連続

  • 丹精込めて育てた梨を手にする川名さん

 川崎市産のナシとブドウの前期品評会が8月12日、セレサ川崎農業協同組合の高津支店で行われ、最優秀となる県知事賞に川名徹さん(47)=西野川=の「幸水」が選ばれた。



 栽培技術向上と消費拡大などを目的に、JAセレサ川崎と川崎市が前期・後期で開催。品評会終了後には一般観覧と即売会を行っている。



 前期の品評会には、幸水を中心に58点が出品。主催者らが大きさや形、色具合、糖度などの品質を基準に審査した。2年連続で最高賞に輝いた川名さんは「好天が続いた影響なのか、ここ数年で最高の出来だった」と胸を張る。



 川名さんは「川名梨園」の2代目。4千坪の敷地で、幸水や豊水、あきづき、20世紀梨などを栽培。「宮前梨組合」の組合長として「宮前梨」の品質管理にも努める。



 今シーズンは約30本を植え替え、「天敵製剤」(生物農薬)や「LED防蛾灯」の使用を始めた。こうした対策が奏功し、これまで苦慮していたハダニやシンクイムシの被害がなくなった。今後については、「温暖化の影響は深刻だ」と危機感をあらわにし、スプリンクラーなどの灌水設備の導入を視野に入れているという。

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