映像に音を付けてより魅力的に演出する「音響効果」を題材にした出前授業が5月30日、向丘小学校で行われた。サウンドプロデューサーの加藤直正さんを講師に迎え、4年生3クラスの約110人が、音を生み出すプロの技に触れた。
授業の冒頭、加藤さんは音響効果という仕事について解説。続いて、貝殻をこすり合わせてカエルの鳴き声を出したり、うちわをあおいでタカの羽ばたき音を表現したりと、意外な道具で効果音を再現してみせた。児童たちも貝殻を使ったカエルの鳴き声作りに挑戦し、手の中から音が生まれる感覚を楽しんだ。
また、「サウンドクイズ」と題したコーナーでは、ポテトチップス、せんべい、うまい棒といったスナック菓子を食べる音や、鉛筆、ボールペン、サインペンで文字を書く音を聞き分ける問題に挑戦。さらに、同じ映像に明るい音楽と寂しげな音楽をそれぞれ付け、音によって映像の印象が変わることを体感した。
参加した児童は、「貝殻でカエルの鳴き声が作れるなんてびっくりした」「いつも見ているドラマに、こんな工夫がされているとは知らなかった」と話していた。
同校の担当者は、「初めて知ったことも多かったと思う。経験を通して情報を受け取る力、発信する力を身に付けてほしい」と語った。
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