意見広告・議会報告
宮前ガバナンス6月号 連載寄稿 子育て支援にDXを!(後編) 〜予算審査特別委員会で質疑〜川崎市議会議員 石田 やすひろ
市議会の予算審査特別委員会において、本市の令和7年度予算の重点施策である「かわさき子育てアプリのリニューアル」を取り上げました。予算額は、3022万円を計上しています。こども家庭庁では、出産・子育て給付金事業の取り扱いについて、妊婦・子育て家庭の手続きの負担軽減や、事務処理の負担軽減の観点から、デジタル技術の導入を推奨しています。本市の子育てアプリの累計登録者数は、令和7年1月時点で約3万3000件です。
かわさき子育てアプリのリニューアルのリリースは、令和8年1月の予定です。1つは、子育て情報のポータルサイト化です。必要な手続きに誘導し連携を図ります。2つに、予約申し込み機能です。区役所や子育て支援機関等が実施する、子育てイベントや講座を、アプリから申し込みが可能になります。3つに、申請届出機能です。妊娠出産期に必ず行う手続きをアプリで行えるようにするものです。妊娠届、出生連絡票、出産応援ギフト、応援子育てギフトに対応します。4つに、乳幼児健診手続き機能です。乳幼児健診について予約の変更、問診票提出や健診結果の確認等です。5つに、電子母子健康手帳機能の搭載です。
かわさき子育てアプリの乳幼児健診のDX化については、これまでの紙の問診票からスマートフォン等で直接入力して提出が可能となります。健診の結果を子育てアプリで確認する事も可能となります。一時保育システムの導入では、子育てアプリと連携する事で、スマートフォン等から空き状況確認と利用予約を行えるようになります。
DX化を推進する事で利便性は向上します。一時的なシステム導入費が増額する一方で、業務の効率化等により、財政的支出は軽減します。担当者の事務の負担軽減により、他のサービスに集中出来るメリットもあります。必要な相談体制を拡充し、多様なニーズに対応可能とします。他都市の事例も参考にして可能な範囲で、本市の子育てサービスのDX化を、積極的に進めるよう質疑の中で要望しました。
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7月18日
7月11日