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公開日:2026.10.02

宮前区 児童も認知症知って 小学校で支援者養成講座

  • 足踏みや手を挙げるなどするコグニサイズを体験する児童たち

    足踏みや手を挙げるなどするコグニサイズを体験する児童たち

 認知症への理解を深める「認知症サポーター養成講座」が9月25日、西野川小学校で実施された。宮前区役所が主導し、昨年度から続けて企画。子どもから大人まで世代を問わずを認知症を正しく理解し、認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けることを目指す。

 認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、偏見を持たずに支援する応援者のこと。区内では区役所や高齢者やその家族の福祉・医療・介護などの相談を受ける地域包括支援センターなどが、サポーターを増やそうと各地で年齢を問わず参加できる養成講座を展開している。

 講座は一般的に大人の受講が多いが、区役所では子どもたちに地域とのつながりや支え合いの仕組みを理解してもらおうと、学校での普及の取り組みも行ってきた。活動はコロナ禍を境に休止となっていたが、昨年度に野川小で再開。企画の中心を担う区役所地域支援課の青木智彦さんは「まずは子どもたちにも認知症のこと、支援をしている大人がいることを知ってもらう。知ることで困っている人がいたら声を掛けたり、大人に知らせたり、できることに取り組んでもらいたい」と狙いを明かす。

支え合える地域に

 この日は福祉をテーマにした総合の学習として講座が行われ、4年生2クラスの約60人が参加した。冒頭では区内の地域包括支援センターの社会福祉士や、講座の講師となるキャラバン・メイトが、講座の目的や認知症の症状などを解説。続いて区職員が絵本「にんちしょうって、なんだろう?」を朗読し、物語を通して認知症の実態を伝えた。その後、体を動かしながら頭を使うことで認知症予防に役立つ「コグニサイズ」の体験や、区内の福祉施設や事業所が認知症の当事者や高齢者を支える取り組みを紹介。児童たちは真剣に話を聞きながら、メモを取っていた。

 講座を終えて児童からは「認知症という言葉は聞いたことがあったけど、もっと軽い病気だと思っていた」「困っている人がいたら助けたり、優しくしたい」などと感想を話した。青木さんは「他校にも広げ、認知症になっても支え合える地域を作りたい」と話す。

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