NECグリーンSC 3選手が優勝 オリンピックへ高まる期待
第53回日本選手権(25m)水泳競技大会が2月11、12日の両日、東京辰巳国際水泳場で行われ、市内にスイミングスクールを構えるNECグリーンスイミングクラブ(以下NECGSC)溝の口(高津区久本)、玉川(中原区上平間)所属の3選手が優勝した。
今大会には、4月に開催されるロンドンオリンピック代表選手選考会を兼ねた、第88回日本選手権水泳競技大会の前哨戦として出場する選手が多く、注目を集めていた。
50mバタフライに出場した加藤寛樹選手(NECGSC溝の口)は、23秒09のタイムで見事優勝。100mバタフライにも出場し5位入賞を果たした。担当コーチの河合大輔さんは「優勝候補の選手だったので結果には満足、4月を見据えた積極的なレース展開だった」と話す。加藤選手は「スピード練習の成果と新しい水着を試したかった。7、8割の仕上がりで、タイムは物足りないが優勝という結果は大きい」と振り返り、「スピードは完成しており、ロンドンに向けて不安はない新潟合宿で最終調整を図ります」と力強く語った。
1500m自由形に出場した瀧口陽平選手(NECGSC溝の口/中央大学)は、14分39秒22と日本記録まで0秒16差という好タイムで優勝。400m自由形でも6位に入賞した。「調整不足だったが、勝負に勝ててよかった。(4月は)重圧を感じないようにいつも通りの泳ぎをするだけ。支えてもらった人に恩返しできるような結果を残したい」と抱負を述べた。河合コーチは「(現在合宿中の)オーストラリアで今、最後の追い込みをしているところ。標準タイムを突破さえすれば、五輪は遠くないと思う」と期待を込めた。
立石諒選手(NECGSC玉川/慶應義塾大学)は100m平泳ぎで57秒20の日本記録で優勝、200m平泳ぎでも2分03秒82で優勝、見事2種目制覇を果たした。
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3月29日