新作小 「麦の伝統」下級生へ 5、6年生が刈り入れ
市立新作小学校(竹口政雄校長・422人)の5、6年生150人が6月18日、総合的な学習の時間に麦の刈り入れを行った。6年生は5年生に、刈り入れの方法を伝えながらの作業となった。
梅雨の晴れ間が広がったこの日。児童らは学校が近くに借りている約600平方メートルの畑で、1mほどに育った麦を刈り入れていった。
前年同時季、当時の6年生から刈り入れの方法を教わった現6年生。久村大輝君は作業を終え「楽しかった。5年生が(作業を)ちゃんとやっていたので、(方法が)伝わったと思う」と話していた。
刈った麦は束にし、乾燥させるために校舎内の廊下に並べた。乾燥した麦を脱穀後、製粉し、秋頃に調理実習で利用する。
1985年、麦畑だった場所に建設されたという同校では、当初より児童らによる麦栽培を行ってきた。種まきや刈り入れ、脱穀、一部の製粉、調理まで児童が手掛ける。学校のシンボルマークも麦をあしらったもの。麦栽培には児童に勤労の尊さを実感してもらい、伝統を受け継ぎ異学年間の交流を深める狙いがある。
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4月26日