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Ｆｉｎｔｅｃｈってなに？ 資金繰りや経理の効率化も
高橋昌也税理士
――最近はどんな流れに注目をしていますか？
Ｆｉｎｔｅｃｈ（フィンテック）という言葉はご存知でしょうか？「金融＋技術」という意味の造語で、最近色々なところで紹介されています。これまでにもあった金融や経理といった仕組みに、新しい技術が加わることで効率化が進んでいます。
――どんな事例があるのでしょう？
スマホやタブレットのイヤホンジャックに挿すだけでクレジットカードの決済ができる端末が数年前から登場しています。これまで高価な専用端末を用意しないと導入できなかったカード決済が、端末代はほとんど無料で導入でき、決済手数料もかなり安く抑えることができます。飲食店のレジもタブレットになり、受けた注文や売上の履歴などが自動で集計され、売れ筋の確認や経理処理が簡単にできるようになりました。当事務所でもクラウド会計と呼ばれるサービスを使い、お客様との会計データ共有が随分と簡単になりました。
――とても便利そうですね。
確かに便利ではあるのですが、利用するには注意も必要です。もし端末の紛失や盗難が起こってしまった場合には、顧客情報の流出など大きな損害が生じかねません。使う人間の意識改革も含め、セキュリティー対策が大切です。また、一気に新しい技術を導入しすぎて混乱している例もあり、まずは使いやすいところから、少しずつ導入するのが良いのではないでしょうか。
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