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なまけ病? 朝起きられないは病気かも 取材協力/宮川クリニック
夜は元気で夜更かしし、翌朝起きられず学校を休みがち。親としては、つい叱りつけてしまいそうだが、実は「起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:以下OD)」という病気かもしれない。新学期を迎えるに当たり、その特徴について宮川クリニックの久保田医師に話を聞いた。
ODは自律神経のアンバランスにより、朝起きられない、顔色が悪い、食欲がない、立ちくらみする、腹痛や頭痛があるといった症状をきたす。小学生高学年から中学生に多く、春に悪化するのが特徴だ。
ODのメカニズム
立ち上がった時に、血液がうまく脳まで行き渡らず、立ちくらみやふらつきが起こる。脳への血流が悪いため、思考力、集中力が低下する。心臓は血流を維持するために、脈拍数が上がり動悸、息切れし、体は疲れやすくなる。横になることで全身への血流が行き渡り、体が楽になるので、横になることが多くなり、怠けているように見える。
ODの子どもは学校生活でのストレスを抱えていることも多いので先生との連携も大切だ。
「きちんと診察を受け、適切な治療を行うことで改善します。先に挙げたような症状がある時には相談をしてください」
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4月26日