郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第3話 その3 青山 昭久さん
◆砂利採掘の様子
昔は府中県道の辺りも多摩川が流れていたと聞いています。多摩川の川岸の幅200メートルくらいまで、今の大正堂のあたりまでが砂利穴だったんです。地質は砂利層で深さが20メートル以上あるんです。頑丈で水はけもとてもいい。この地域の地盤は水害にも地震にも強く最高の地盤です。
砂利採掘は私が生まれる前から始まっていたと思います。東急さんが手がけた砂利場は、全部で2万坪ほどあったと聞いています。昔は川から砂利場まで機械船が通る水路をつくり、船を浮かべて砂利を掘っていました。広い砂利場を深さ20メートル以上掘るので、その後に巨大な穴ができるわけです。そこに水が溜まってプールみたいな池ができたのです。掘るのは機械船で掘っていました。
砂利は「東急砂利」が扱っていたんだけど、東急さんが掘ったところは府中県道から土手まで、広いところでは幅が500メートルくらいありました。砂利は近所の建材屋さんなどが箱型トラックでとりにきていました。一番大きいのは4トン車でしたね。戦後になると、たいていはフォードとかシボレーとか、そういうアメリカ車になりました。ピカピカに磨いてあって、何とも言えない音でカッコいいんです。手伝う代わりに運転手に頼んでハンドルを触らせてもらったり、東京まで乗せてもらったりもしました。深川に生コン工場があって、そこに運んでいましたよ。
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4月19日