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高津区 コラム

公開日:2025.12.05

不定期連載コラム
俳優・JUN、かく語りき
 第3回 運命の出会い、そして見つけた「ありのままの自分」

  • 交友を深めていた頃の私とヒデ

 地元川崎市のブランドメッセージ「多様性は可能性」という言葉に触れ、自身の個性を肯定することで心の解放を得た私。しかし、自分に課していた「表現者として、役者としてあらねばならない」という固定観念は、大きな呪縛にもなっていました。今回は、そんな私を救い出してくれた、大切なパートナー"ヒデ"との出会いについてお話しさせていただきます。

 彼との出会いは2020年のコロナ禍。交流が制限され、誰もが孤独を感じていた時代です。そんな中、「物理的な出会いを」と始めたコミュニケーションサイトで、彼と出会いました。

 送られてくる文面が非常に実直で、裏表がない人だと強く感じ、彼が親戚の仕事を手伝うために東京に出てきたタイミングで、直接会うことになりました。待ち合わせ場所で最初に出会ったとき、彼の純真素朴で優しい顔を見て、「この人は誠実な人だ!」と直感しました。

 彼はいつも冷静で分析が非常に得意です。どちらかといえば感受性が強い私とは驚くほど波長が合い、お互いを補い合うように調和していくのを感じました。彼は私を俳優としてではなく、一人の個人として特別視せず、ありのまま受け入れてくれたのです。

 彼との交流が深まる中で、自分自身をとりつくろわず、「肩肘を張らず、素の自分であっていいんだ!」と、やすらぎを得ることができたました。これまでの固定観念を脱し、「私はこう思う」という柔軟な意思を持つことの重要性を彼が示してくれたのです。

 そんな魅力に惹かれた私は自然とお付き合いを始め、まもなくヒデも近所に越してきてくれました。

家族になるには

 そして、交流を重ねていた2023年のある日、私とヒデの「家族としての在り方」が試される出来事が起こります。私たちが真の家族になるために、相談と覚悟を経てどのような考えに到ったのかを次回語らせていただければと思います。どうぞご期待ください。

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