川崎市内で活動する草野球チームの中で、早朝・休日野球の王座を決定する「毎日杯川崎選抜野球大会」の決勝戦が11月4日に行われ、高津区を主戦場とする「川崎リバース」が優勝。昨年に続き2連覇を達成した。チームは結成25年目、これまで大きなタイトルにはほぼ無縁だったが、約四半世紀の時を経て一気にブレークといった様相。快進撃に繋がった、その秘訣とは―?
若手メンバーが台頭
川崎市内にある5つのリーグを勝ち抜いた猛者を相手に、前年覇者として出場した「川崎リバース」。同チームは近年、若手の新メンバーが台頭。決勝戦でも22歳の佐保田雅樹投手の活躍などで、同じ高津リーグを制し勝ち上がってきたジェントルマンを抑え切り大会2連覇を達成した。チームを創成期から支え、現在監督を務める瀧澤純二さんは「選手同士が仲が良く、雰囲気が何よりの”宝”ですね」と昨今の快進撃に目を細め嬉しそうに話す。
共通点は「焼鳥屋の常連 」
そんな「川崎リバース」のメンバーは最年長の監督(71歳)を筆頭に、最年少は成人したばかりの20歳まで年代どころか出自もバラバラ。唯一の共通点といえば「同じ焼鳥屋さんの常連客」という事。聞けば、溝の口に店を構える「いろは」の常連・瀧澤監督を慕い、野球好きが知らず知らずのうちに集い気が付けば今のチーム構成に。さらに店主の佐保田義樹さんが主将を務め、その息子さんが前出の佐保田投手。監督や主将によるスムーズな若手起用も実を結び、現在の隆盛に繋がっているのだとか。「巡り合わせの産物ですよ」と監督は謙遜するが、この勢い、まだ終わりが見えそうにない。
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