岸田内閣で経済再生担当大臣に就任。経済産業副大臣や内閣府大臣政務官、自民党政調会長代理などを歴任した経験をいかし、経済再生とコロナ対策の両立に向けて指揮を執る。「まずは、新型コロナウイルス感染症から国民の皆さまの命と暮らしを守る」と強調。「常に最悪の事態を想定した危機管理」を原則にさまざまな感染症への対策を強化する一方、首相が掲げる「新しい資本主義」による成長と分配の好循環の実現に向けて奔走する毎日だ。
先の衆院選は公務や全国各地での応援演説のため、地元入りは延べ3日間に限られた。デジタルツールを駆使して「政治の安定こそ平和と繁栄の礎となる」と訴え、「経済安全保障の推進」「カーボンニュートラル」「デジタル化推進」「景気対策と経済成長」――の経済4策を掲げた選挙戦を展開した。「地元入りできない選挙戦は大臣であれば当たり前。どんな環境下であろうが、いかに自分の考えを訴え、多くの方の意見を聞けるかが大事だ」と振り返る。
政治家としての原点は「グローバルな視点でいのちの価値を守ること」だ。大学ではクジラについて研究し、南極海での調査捕鯨団に参加したことも政治信念に影響を与えた。その後、獣医となり市内で動物病院を開業していたが、”いのち”をより大局的に捉えようと政治の道を志した。初出馬は次点。しかし、自他ともに認める前向きな性格で、2003年の再チャレンジで初当選を果たした。
大臣として多忙を極め、アウトドアやキャンプなどの趣味からは遠ざかっている。「ソウルフード」の牛丼を食べるのが至福の時。スタッフとの議論も弾むという。「自然界と折り合いをつけ、感染症を含めて共存していかなければならない時代になる。経済を止めることなく、安定した豊かな生活ができる社会をつくっていきたい」
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