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税理士・FPの高橋さんが解説 お金のはなし その23「相続について【1】〜相続と相続税」
Q.前回、不動産の値上がりと税金のお話をしました。
所有に対する最大の税金として「相続税」をご紹介しました。まず確認をしたいのは「相続」と「相続税」をしっかり分けて理解することです。この2つを混同してしまうことで「相続税対策としては有効だけど、相続対策としては落第点」なんてことが起こってしまいます。
Q.「相続」と「相続税」は違うものなのですか?
「相続」とは、誰かが亡くなられたとき、その遺産を誰が、何を、どれくらいもらうのか?ということを決めるための手続きです。法律的には民法というものが基準となります。基本は亡くなられた方の親族(配偶者や子ども、場合によっては親や兄弟など)が話し合いをして、各人がもらう資産の種類や金額を決めていきます。被相続人(亡くなられた人)が生前に遺言書を書いていた場合には、その内容に従って遺産が受け渡されます。遺言書を使うと、親族以外の方(友人やお世話になった人、会社の従業員など)に財産を渡すことも可能です。
そして「相続税」は、こういった「相続」の手続きを通じて分割された遺産について、相続税法の規定に従って税金を計算し、それぞれの相続人(遺産を受け取った人)が納める税金を確定させる手続きです。
まとめると「相続の手続きに従って遺産が分割され、その結果に従って相続税が計算される」という流れです。あくまで「相続」が先行している点がポイントです。
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4月19日