市政報告 川崎市における「SDGsへの取り組み」について 日本維新の会 川崎市議会議員 岩田ひでたか
こんにちは。高津区生まれの高津区育ち、日本維新の会の岩田ひでたかです。5月3日より川崎市議会議員としての任期が始まり、環境委員会に所属する事となりました。委員会については次回述べさせて頂くとして、環境政策に携わる事になった身として今回は川崎市におけるSDGsの取り組みの一環である「川崎カーボンニュートラルコンビナート構想」と「炭素アクションみぞのくち」について紹介します(下欄※参照)。
新議員として視察
5月24日に新議員研修として川崎区殿町の国際戦略的拠点「キングスカイフロント」を中心に、川崎臨海部を視察して参りました。ここは石油・化学業、鉄鋼業、エネルギー業の工場が集まり、一大コンビナートを形成しています。実は川崎市の製造品出荷額は政令市第1位となる約4兆900億円(2019年度)。そして出荷額の約76%を臨海部が占めています。この事は同部が税収および雇用の面で大きなウエイトを占めているのと同時に、温室効果ガスの排出量でも大きな割合を占めていることを示しています。そこで市は2022年、臨海部を水素エネルギー(電気・ガス・燃料)の製造・供給拠点とし、また廃プラスチックやCO2のリサイクル拠点とする「川崎カーボンニュートラルコンビナート構想」を策定しました。そして現在、着々と実証試験を完了させています。
私たちの住む高津区はどうでしょう。実は溝口周辺は2020年から脱炭素モデル地区「脱炭素アクションみぞのくち」になっています。例えば高津区役所、高津図書館等は再生可能エネルギー100%の電気を使用。またJR武蔵溝ノ口駅には自立型水素エネルギーシステムが導入され、太陽光パネルの電力から水素を製造、補充。その水素を利用して発電した電気を夜間や災害時に活用しています。このように溝口周辺では次世代のライフスタイルの一端を垣間見ることができます。
無論、カーボンニュートラルや脱炭素にも様々な問題があるのも事実です。例えば太陽光パネルもいずれ寿命を迎え、破棄やリサイクルが必要となります。現在のペースでは近い将来、大量廃棄される事も予想され、有害物質による環境汚染が懸念されています。環境に配慮して導入された太陽光発電が環境汚染を促す事になれば、それこそ元も子もありません。そもそも温暖化もCO2増加も全く問題ないという言説すらあります。ただ言えるのは、私たちは次世代の為、持続可能な社会を目指して模索していかなければならないという事でしょう。
最後に前出「キングスカイフロント」ですが、ここは今やライフサイエンス分野を中心に世界最高水準の研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点となっています。最先端の研究に大人の私でさえワクワクしました。科学への関心持つきっかけとして、ぜひ小中高生の皆さんにも社会科見学して頂きたいと思います。
岩田ひでたか
TEL:050-3479-9169
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10月11日
10月4日