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高津区 人物風土記

公開日:2023.09.22

来月「ハロウィンイベント」を行う坂戸住宅自治会の会長を務める
林 明宏さん
坂戸在住 57歳

「新企画」で自治会に弾みを

 ○…自治会との関わりは20年前。「何かの役に立ちたい」と奮起し重職である「総務部長」に就いた。「当時は自治会も不安定で住民との信頼感も弱く、定期総会では質問で突き上げられ国会中継の答弁のような状況。さすがに辛くて辞めたくなる回数は一桁ではなかった」と苦笑い。

 ○…そんな状況下でも前向きな姿勢を崩さず、5年後には会長に就任。自治会の状況は常に回覧等で住民と情報共有したり、重要案件は住民アンケートを実施するなど改革に取り組んできた。リーダーとして16年を迎え「以前に比べるとかなり安定してきたと思いますよ」と笑顔で話す。

 ○…東京都出身。都会とは異なり坂戸住宅では住民と関わる機会が多く、現職では困っている人から相談を受け支援したり、様々なトラブルを解決する場面でやりがいを感じている。「坂戸住宅は市営住宅のため収入制限があって高齢者、障害者、母子家庭、外国人等が多い。様々な事情の方が住んでいて抱えている問題も多岐に及び、その分、色々な人と関わる機会も増えますよ」と特徴を分析。その上で「ここで出会えた事を楽しめたり、ここに住んで良かったと思える環境にしたい」と話す表情は、強い決意を感じさせた。

 ○…コロナ禍から回復の兆しをみせる中、諸般の事情で長年続いてきた盆踊りを諦めハロウィンイベント催行へと舵を切った立役者のひとり。企画実施に際し若者達に意見や協力を求めたところ、多くの人が関心を寄せ集まってくれたのだとか。「(ハロウィン企画は)今後の自治会運営に対しても大きなカギになるはず。幅広い人たちに意見を求め、より良いイベントにしていきたいですね」とも。会長の想いが詰まった1カ月後の催しが、今から楽しみだ。

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