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高津区 コラム

公開日:2025.02.28

不定期連載
市民健康の森だより
第173回 今年も橘小の児童と「ホタル幼虫放流」

 私たちが長年、近在の橘小学校の2年生全員と一緒に行っている「ホタル幼虫放流」。今年も2月13日にふれあいの森ホタルの沢に源氏ホタルの幼虫200頭を放流することが出来ました。

 ホタル幼虫放流の準備は会員によってメスホタルを捕獲し採卵する所から始まります。ところが昨年、捕獲は出来たものの採卵は上手く行かずに会員による幼虫飼育は断念せざるを得ませんでした。今までも不足する幼虫は業者から購入していました。今回も1月中旬に業者へ連絡した所、昨年の猛暑で飼育業者でも全滅したとの事、かなり焦りました。やっと奈良県の業者さんから購入できることになりました。ただお値段は昨年と比べて2割ほど割高です。

 それでも今年は高原環境財団様の川崎市制100周年記念事業、「子供たちを自然に親しませる」というコンセプトでの助成金を受けられるので会の会計に負担をかけずに済みました。

生態や特徴について「出張授業」も

 幼虫確保に苦労している間、準備は進みます。放流場所の整備と餌の確保です。放流場所はふれあいの森の沢ですが、泥が堆積してしまうので取り除かなければなりません。餌はカワニナという巻貝です。これも今年は購入し、ふれあいの森の沢に事前に放流しました。

 放流の主役は橘小2年生の児童たちです。この子たちへは1月30日に学校を訪問し「ホタルのお話」と題して40分ほどの出張授業を行い、ホタルの生態や特徴について説明しました。皆、熱心に聴いてくれて説明後には「なんでホタルは光るんですか」「幼虫も光りますか」などの質問をしてくれました。このような準備を経て放流の日を迎えられました。当日は約150名の児童たちが一人一頭ずつ放流してくれました。成虫となったホタルは5月30日から6月1日に予定しているホタル観賞会で光の舞を見せてくれることでしょう。

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