高津区 コラム
公開日:2026.02.13
不定期連載
市民健康の森だより
第217回 「中原区健康の森(井田山の森)」を訪問しました
川崎7区健康の森交流会で1月10日に中原区健康の森「井田山の森緑地」を訪問しました。今回、他区からの参加者が少なかったので高津区からは6名で参加しました。井田山の森緑地は市立井田病院と隣接した里山です。バス通りに面して入口があり、入ってすぐが「入口広場」、奥には池があり沢が流れています。池の奥の階段を登ると南側が井田病院で北側が健康の森という位置関係です。今回の交流会は中原区と高津区の交流会の趣となり、中原区会員の皆さんからホタル観賞会や蝶の保護についてお話を聞くことが出来ました。
中原区でも以前からホタル幼虫放流や観賞会を行っています。高津区と違うのは成虫を購入して放すことで鑑賞会を開催している点です。5年前はコロナ禍で開催を諦めたのが前年に放したホタルの自然繁殖で30頭ほどが飛翔し、大感激したそうです。広場の奥には池があり沢が流れているなど自然繁殖の条件は満たしています。
中原区ではホタルだけでなく蝶を始め昆虫類の保護にも力を入れています。井田山の東側斜面は低木の森で蝶が好む木が多くあり蝶の楽園だそうです。蝶の保護では中原区健康の森会員で蝶類保全協会事務局にいたという方に話を聞けました。蝶の繁殖に適した木や草を育てておられます。ただ中原区健康の森ではこの10年で蝶類は10分の1ほどに激減しているそうです。
この話を聞いて環境社会学を大学教授として研究された私たちの会員からは『最近のネオニコチノイド系農薬は水溶性で水分とともに作物に吸収され、害虫を殺すようになっている。蜜を吸う蝶は、激減とまでの被害は聞かなかったが、水溶性農薬は蜜にも残留するので、激減となったのかもしれない。ヨーロッパでは、ミツバチが激減した後、ネオニコ農薬が大幅に規制された。』とのコメントを貰いました。
中原区だけでなく川崎市全体が蝶など昆虫が無事に生育できる環境となるよう願うばかりです。
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