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高津区 教育

公開日:2025.10.31

高津青年会議親睦会
子ども達に「学びの場」提供
「写真のたなかや」を探検

  • 撮影方法について指導する鈴木常務(右)

 地元の有志などで構成される「高津青年会議親睦会」が10月15日、区内の小学生を招いた、探検企画を実施した。

 この取り組みは、大山街道ふるさと館で活動する「子ども探検クラブ」のメンバーに「学びの場」を提供しようと同親睦会が続けているもの。「高津の町、再発見」をテーマに、普段はなかなか見ることのできない区内施設や、仕事の裏側を体験できる企画として、毎年この時期に実施されている。

鈴木常務が案内役に 

 当日参加した13人のメンバーは、大山街道沿いにある「写真のたなかや」を訪問。同店の常務取締役を務める鈴木重登さんの案内のもと、撮影や写真の加工方法などを学んでいった。

 写真撮影を体験できる時間では、鈴木さんが「写真を撮るときは、光の当たり方やピント、被写体の表情を引き出すことが大切だよ」と話すと、子どもたちはアドバイスを参考に撮影に挑戦。また、パソコンのツールを活用して撮影した人物の写真を加工していく工程も見学した。

 鈴木さんからは、「最近ではAIを使った加工も使われるようになってきました」と説明があると、子どもたちだけではなく、様子を見守っていた高津青年会議親睦会のメンバーからも驚きの声が上がっていた。

 探検の最後には、質問を受け付ける時間も設けられ、子どもたちからは「1日どれくらいの写真を撮るんですか?」「なんで撮影する時の背景は白色なの?」などといった質問が寄せられた。鈴木さんは「日によって異なるが、多い時は100枚撮影する時もある。白い背景は光をよく反射するため、綺麗に撮影できるんです」と、回答していた。

地域に「愛着を持って」

 この取り組みはこれまでにも川崎信用金庫や区役所、JR溝ノ口駅、ムサシボウル、高津警察署、溝口神社で行われてきた。同会は「子ども達が地域の魅力を知り、より深く愛着を持ってもらえるよう、探検企画を継続していければ」と抱負を語った。

 また、鈴木さんも今回の催しを経て「普段は関わる機会のない子どもたちと交流する良い機会になった。将来、撮影スタッフに興味を持つ人も出てきてくれれば嬉しい」と話した。

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