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高津区 社会

公開日:2025.12.05

川崎市
災害時の協定を再締結
葬祭業3者の支援追加

 川崎市は10月22日、川崎葬祭具協同組合(齋藤隆理事長)、神奈川県葬祭業協同組合(石井時明理事長)、セレモニアグループ有限会社佐野商店(鈴木康伸代表取締役)と結んでいる「災害時における遺体の処置及び棺等葬祭用品の供給等の協力に関する協定」に新たな支援内容を追加し、再度協定を締結した。

 これまで川崎市は、川崎葬祭具協同組合とは2006年8月、神奈川県葬祭業協同組合とは07年11月、セレモニアグループ有限会社佐野商店とは21年10月に、棺やドライアイスなどの葬祭用品や、遺体搬送車両、従事者の提供に関する協定を結んでいた。

 今回、地震等の大規模災害時に多くの人が亡くなった際、遺体安置所で納棺等の遺体処置に関する役務について支援することが新たに追加された。市の担当者は「これまでの協定は、モノを提供する内容のものだった。大規模災害時に多くの方が亡くなられた場合、ご遺体のお清めなど慣れていない市の職員だけでは対応が難しい」と背景を語る。今後は、普段の業務の中で携わっている専門家の支援を得られるように。川崎葬祭具協同組合の齋藤理事長は「我々にはこれまで災害時に活動してきた実績がある。災害が起きた際にも地域貢献として協力していきたい。いざという時に備えていきたい」と話す。

 市の担当者は「今回の支援の追加は、職員が日頃の業務の中で手の届かないところ。有事の際に支援をいただければ」と話している。

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