布製の生理用ナプキンが密かなブームだ。環境に優しい素材で作られており、洗えば何度でも使える。つけ心地はふんわりソフト。インターネットを中心に口コミで広がり自然派志向の女性をはじめ、敏感肌で悩む人からも支持を集めているようだ。
菅稲田堤在住の中村愛さん(37歳)は趣味で布ナプキンを作り始め、現在はビジネスとしてサイト「スズメラウンジ」の運営も行っている。「最初は見よう見真似で作りました。使ってみると肌に優しくてしかもエコ。良いところだらけの布ナプキンをみんなに広めたいと思い、販売を始めました」と話す。
中村さんが作るものはセパレート型と呼ばれるタイプだ。絵柄のついた「ホルダー」と呼ばれる布に経血を受け止めるあて布をつけて使う。あて布は裏表なく折り返しも自由だ。
生地は化学染料や化学薬品をなるべく使わずに織られた無漂白ネルとオーガニックコットンを使用しており、肌に負担がかからないように工夫した。「ふわふわと暖かい両面起毛のネル地のせいか冷えによる生理痛が減った人もいます」と中村さん。
「ホルダー」の生地がカラフルなのも人気の理由のひとつだ。「普段はモノトーンの装いをしていても、これだけは可愛いデザインを選ぶ人が多い」と話す。
使用後はぬるま湯にセスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ)を入れ、約一晩浸け置きすると簡単に汚れが落ちる。セパレート型は一体型に比べて洗濯時に乾きやすいという。
気になる値段だが、アイテムをそろえるため初期費用が少しかかる。それでも一枚のナプキンを約5年間使えるとあって市販の使い捨てよりも経済的だ。
昨年3月には市場のニーズを受けてメーカー4社が集まり「布ナプキン協会」(http://www.nuno-napkin.org)を設立した。ホームページ上では、血液感染症の人は医師の指導のもと使うといった9つの注意事項を「布ナプキン使用の心得」として公表している。
中村さんの商品はHP(http://suzumelounge.com)や、稲田堤の雑貨店「ハンドクラフトショップ楓杏(フウアン)」で買える。
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