川崎新田ジム(登戸)所属でボクシングの全日本新人王(バンタム級)に輝いた 尾島 祥吾さん 西生田在住 24歳
普段は寡黙、リングで野生に
○…「長い戦いが続いたのでホッとした。期待に応えられてよかった」。新人ボクサーの頂点を決める「全日本新人王決定戦」で勝利し、王座を獲得した。昨年4月から始まった東日本のトーナメント初戦から数えて全6試合。締めくくりの12月18日、後楽園ホールで厳しい戦いを4ラウンド負傷判定で制した。準々決勝で拳を痛め、思うように練習できない時もあったという。「応援してくれる人のおかげで気持ちを切らさずできた」
○…小中学生の頃にはサッカーに部に所属。高校の時はスポーツに打ち込むことはなかったが、大学生2年の時、「体づくりのために体を動かしたい」と気軽な思いで新田ジムに入会した。ところが、年齢の近いボクサーの試合を目の当たりにすると触発された。「自分も同じリングに上がりたい」と競技者としてプロを目指すことを決意した。09年12月にプロとなり、めきめきと頭角を現した。
○…謙虚な姿勢に穏やかな口調。自他ともに認める寡黙で素朴な性格だ。ところが、リングに立つと一変、「アドレナリンで興奮する。野生的な部分が出てしまう」。今は左利きのサウスポースタイル。プロになって3試合は右利きのスタイルで戦っていた。初めは左利きであることを言い出せずにいた。「右だとどうしてもバランスが崩れてしまった。左に変えてからはしっくりときたんですよ」と淡々と話す。左右を経験したことが功を奏し、今では変則的なパンチが武器だ。
○…現在はスーパーで惣菜を作るアルバイトと掛け持ちで生計を立てている。「職場の人も応援してくれて気を使ってくれるので本当に助かっている。ありがたい環境で打ち込める」。今はボクシング漬けの日々が続いている。「やっている以上はベルトを巻きたい。まずは日本チャンピオンになって、世界を目指したい」と気を引き締める。「期待に応えられるように感謝しながら成長したい」
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4月19日