神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2014年3月21日 エリアトップへ

大ヒット漫画「進撃の巨人」のチーフ編集者を務める 川窪 慎太郎さん 高津区在住 31歳

公開:2014年3月21日

  • LINE
  • hatena

『巨人』進撃、陰の立役者

 ○…別冊少年マガジンで連載中の大ヒット漫画『進撃の巨人』のチーフ編集者を務める。作者の諫山創(いさやまはじめ)氏とは、講談社入社1年目からの付き合い。作品持ち込みの電話を取ったのがきっかけだった。新人編集者と新人作家の出会いは、累計3000万部を売り上げる人気作品に成長した。自分が携わる作品が世に出る。それが編集者としての醍醐味という。「博打を打っているみたい。正解がなく『きっとおもしろい』というものを作っているだけ。読者の反響が全て。それがおもしろい」。現在は週刊作品1本、月刊作品3本を担当、デビュー前の新人作家の育成など忙しい日々を送る。

 ○…幼少のころから高津区で暮らし、洗足学園附属の幼稚園と小学校に通った。小学校ではドッヂボールに夢中になり、大会で神奈川3位になったことも。中学、高校は横浜の学校に通うが、毎週のように溝口で遊んだ。溝口には行きつけの美容院があり、10年以上通い続けている。

 ○…東京大学を卒業し、講談社に入社。学生時代は小説や漫画を読むのが大好きだった。しかし、就職先を選ぶ際の一番の基準は「スーツを着たくない、満員電車に乗りたくないだった」と明かす。自分の趣味と条件が満たされたのが、出版社だったという。一番好きだった作品はサッカー漫画『シュート』。小学校の帰り道、近所のコンビニで時間を忘れて漫画を読み続け、遅くなると親がコンビニに迎えに来た。

 ○…会社での目標は「全社員に僕のことを好きになってもらうこと」なのだとか。「自分はわがまま。わがままを聞いてくれる環境を作りたいから、まずは好きになってもらいたい」。本気なのか、冗談なのか、爽やかな笑顔で語る。確かに就職先を選ぶ基準も「わがまま」だった。「自分がおもしろいと思う作品を世に出す」という「わがまま」も貫いている。ヒット作品が生まれた理由を垣間見た気がした。

多摩区版の人物風土記最新6

駒橋 弘雄さん

川崎市多摩スポーツセンターの館長に着任した

駒橋 弘雄さん

菅北浦在勤 47歳

3月29日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

幸区在住 20歳

3月22日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

3月15日

太田 隼矢さん

美男コンテスト「ミスター・ジャパン2023」でグランプリを受賞した

太田 隼矢さん

宮前区出身 26歳

3月8日

近藤 清さん

2023年度「第36回川崎市自治功労賞」の受賞者に選ばれた

近藤 清さん

中野島在住 79歳

3月1日

樋山 苑華(そのか)さん

「音楽のまち・かわさき」 20周年記念CMに出演している

樋山 苑華(そのか)さん

多摩区在住 20歳

2月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月29日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

多摩区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook