『ゾウの時間 ネズミの時間』(中公新書)の著者で歌う生物学者としても知られている本川達雄さんが14日、東菅小学校を訪れて出前授業を行った。普段とは一風変わった授業に児童は興味深そうに聞き入っていた。
本川さんの作品『生き物は円柱形』は5年生の教科書に掲載され、精力的に出前授業に取り組んでいる。今年は10校以上を回っているという。
今回授業を受けたのは5年生68人。児童に風船で作ったキリンを見せて「生き物の形を大きくとらえると円柱形」と説明した。また、「アフリカゾウの耳はなぜ大きいのか?」などと動物や植物の形について問いかけ、「生き物の形には意味がある」と伝えた。小道具を使ったり、歌を織り交ぜたりと、児童を楽しませた。
5年生の手塚舞子さんは「生き物の形に理由があることがわかった。夏休みの自由研究で調べてみたい」と話した。
葉倉朋子校長は「来てくれただけでも驚き。教科書は平面だけれど、実際に書いている人の話が聞ける機会は貴重」と話した。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>