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多摩区版 公開:2015年5月1日 エリアトップへ

外国人市民意識調査 利便性と治安を評価 9割が「行政窓口が親切」

教育

公開:2015年5月1日

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 川崎市について、川崎市内に住む外国人市民は交通や生活の便がよく、緑や公園があって治安がいいことを評価している――。こんな実態が外国人市民意識実態調査の結果でわかった。

 川崎市が外国人市民意識実態調査を行うのは93年以来20年ぶり。この間、外国人市民の人口は約1・5倍に増加し、現在は3万人を超えるという。

 昨年6月下旬から7月中旬にかけて市内在住の18歳以上の外国人市民5千人を対象に調査票を郵送し、921件の回答(有効回収率は18・4%)があった。

 「川崎市に住んでよかったこと」を問う設問では1039件の回答のうち、「交通の便がよいこと」が149件で最も多く、「生活の利便性が高い」は3番目の77件で利便性の高さを評価する回答が集まった。2番目は市北部の公園や多摩川といった自然環境を評価する意見で90件。4番目は居住環境で74件、5番目は治安の良さと人間関係でそれぞれ69件の意見があった。

 市役所やそのほかの行政窓口に対する評価が高い実態もわかった。「窓口の対応」を問う設問では「親切」と感じる人が51・5%で最も多く、「どちらかといえば親切」の39・0%と合わせると約9割の人が全般的に親切であると評価した。

 報告書では各設問から差別経験を分析。約4割が過去に差別を経験したと算出し、「外国人であることを理由に入居を断られた」と回答した人が21・9%だった。また「最近1年間」をみると、2割が差別を経験し、学校や職場、まちなかで「暴力を振るわれる不安・危険があった」が4・8%、「脅迫や差別的な暴言を受ける不安があった」が10・8%、「病院の対応に差別を感じた」が4・9%だった。

 外国人市民が暮らしやすい社会にするために必要なこととして、「通訳・翻訳」「情報発信」「多言語表示」を求める声が合わせて150件にのぼり、「差別・偏見のない社会」を求める声が75件あった。

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