多摩区版 掲載号:2018年5月25日号
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県飲食業生活衛生同業組合多摩支部の支部長として、若手育成を担う 高橋 法夫(のりお)さん 登戸在勤 59歳

一歩引き、本筋に向き合う

 ○…多摩区内の飲食店約80店のリーダーになり丸1年。店舗を構える向ヶ丘遊園駅前の周辺を中心に、経営者の出店補助や独立資金のあっせんなど後進育成に奔走する。特に注力するのは組合の若返りだ。「まずは自主性ありき。面倒な性格でも突き放す前に話をして、考えの本筋は何かを探る」。まちおこしの将来の担い手に思いを込める。

 ○…生まれ育ちは東京都目黒区。母親と祖母が飲食店を経営しており、働く姿を間近で見てきた。18歳のころから割烹の調理場で働いていたが、経営難に伴い地元の居酒屋チェーン店へ。皿洗いのアルバイトで入った後に調理に携わり、やがて店舗を切り盛りする立場に。23歳で共同代表に就いたが1人になり、川崎北部と都内を拠点に経営者の道を歩み始めた。来店客同士の争いを仲裁することも茶飯事。「お酒が入ると本筋じゃないところでケンカになる。せっかく飲むなら楽しく、だね」。一歩引いた立場で全体を見渡す。長年の経験で培った自然体の姿だ。

 ○…これまで最大7店を経営し、従業員6、7人の独立を世話してきた。現在は麻生区細山に住み、遊園駅前の居酒屋「花より団子」とパブ「AVENUE」(アベニュー)の2店を営む傍ら、民家園通り商店会と多摩区暴力団等排除協議会の副会長もこなす。「昔はこの辺りも治安が悪かったけど、ずいぶん平和になった」。商店会や多摩区食品衛生協会など、関連団体との連携を密にしながら、今後は区全体に広がるイベントの実現も模索する。

 ○…今年10月で還暦を迎える。曜日に関係なく働く日々を送るが、10年来離れている大好きなツーリングを再開するのが密かな夢だ。「バイク仲間もだんだん年をとってきた」とほほ笑む。一日一日を大切に、地元活性化を掲げて歩み続ける。

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