生田地区町会連合会(吉田輝久会長)のキャラクターとして、地域の平和を守るヒーロー「仮面ウォーカー イクター」が誕生した。生田地区の催しを中心に広告塔として活用し、町連活動の周知や地域全体の活性化につなげていく。
企画したのは、多摩区役所生田出張所で生田町連を担当する職員の望月幸夫さん。昔からヒーロー物が好きという望月さんは、川崎区の田島支所に勤めていた3年前、ご当地ヒーロー「タージマン」を制作した。「交通安全教室などで活用して、子どもたちの反響も良くて」と望月さん。その経験を生かし、昨年度生田出張所へ異動したころから、1年以上かけて制作を進めてきた。
名前の由来は、移動手段が徒歩のため「ウォーカー」、「イクター」は生田地区から名付けられた。胴体のデザインは生田の「生」をモチーフにしており、胸のエンブレムは頭文字の「i」をイメージ。制作では費用を抑えるため、マスクや胴体部分は100円ショップで購入した発砲スチロール製のボードやフロアマット等を使用。総額は約3万円という。
完成したイクターは、5月10日に行われた生田町連の定時総会で初披露された。企画段階から話を聞いていた同町連の末吉一夫前会長は「最初聞いたとき、ありがたいなと思った。子どもに興味を持ってもらえれば、お父さんやお母さんも来てくれる」と期待を込める。
区総合庁舎で8月3日に行われた「多摩区防災フェア」では、初めて一般にお披露目。生田町連の吉田会長と一緒に、啓発物やオリジナルグッズの缶バッジを配布しながら、子どもたちと触れ合った。吉田会長は「子どもたちに人気で、結構好評。一緒にいるだけでPRになる。さまざまな催しで活躍してもらいたい」と話していた。
今後は、市民館で9月に行われるふれあいミュージックフェスタや生田地区親子運動会、区民祭、交通安全運動キャンペーンなどに登場する予定。今年度は原則貸出をせず、パーツを複製して次年度以降、貸出に対応していくという。望月さんは「いろいろな場面で活躍し、子どもたちに愛されるキャラクターを目指したい」と思いを語った。
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