多摩区版 掲載号:2018年10月12日号
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日本民家園でボランティア活動に取り組む「炉端の会」で、今春から会長を務める 布野 俊一(としかず)さん 宮前区在住 72歳

懐旧の灯、語り継ぎ

 ○…市立日本民家園で古民家の床上公開や園内ガイドなどに取り組む「炉端の会」。会員270人、24年続く会のまとめ役に就いて半年が経った。「会員は大学生から90代まで幅広い。皆さん知力、体力、気力に満ちあふれていて」と、刺激の多い日々を送る。活動は曜日ごとの当番制で、自身は金曜班だ。「金曜日は市内の小学生が団体で来ることが多い。囲炉裏を焚いていると、子どもたちも興味を持ってくれる」

 ○…サラリーマン生活を終え、生きがいになることをやりたいと5年ほど前に入会。まずは必要な知識を身につけるところから始まった。「思ったよりも楽しくて、一生懸命に覚えた」。古民家と昔の暮らしに魅せられ、活動が休みの日も趣味のカメラを抱えて同園へ。「知れば知るほど愛着が沸き、被写体としてもすばらしい。紅葉や雪景色、家自体にもいろんな表情がある」と、移り変わる姿を追い続ける。

 ○…終戦の年、父親の地元・島根県出雲市に生まれた。育ちは東京だが、出雲へ帰ると牛小屋のある農家の暮らしに親しんだ。一男一女に恵まれ、宮前区土橋に住んで40年。自宅から日本民家園までは歩いて40分、坂道を越えて通う。近所に住む孫は小学校の授業で同園に来たことも。古民家に興味を示したかは不明というが、「普段の授業よりは楽しかったって言われたよ」と笑う。

 ○…同園は昨年、50周年を迎えた。「一つの通過点。これだけ貴重な文化財や自然が身近にあることを、もっともっといろんな人に知ってもらいたい」と、多くの来園を望む。代々引き継がれてきた会長の一人として意識するのは、次代へバトンをつなぐこと。「リレーみたいなもので、その一選手。力まずに楽しくやっていく」。日々の積み重ねに、思いを込める。

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