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多摩区版 公開:2018年10月26日 エリアトップへ

田園調布学園大学の准教授で、スポーツや地域交流を通じた福祉に取り組む 和(かのう) 秀俊さん 東生田在住 45歳

公開:2018年10月26日

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福祉の概念 覆す仕掛け人

 ○…菅北浦に道場を持つプロレス団体「ヒートアップ」では顧問を務め、「支えるスポーツ」の視点で障害者雇用支援を推進。登戸の川崎新田ボクシングジムでも同様に、地域福祉担当として橋渡し役を担う。「大学で社会福祉を教える自分も地域資源のひとつ。専門分野として研究しているんだから、地域の役に立って必要とされなければ意味がない」

 ○…高校時代、野球部での怪我が訴訟問題に発展。「同じ立場の人の力になりたい」と弁護士を目指し大学に進むが、「法律は力のある人が活用する手段で、真実の追求はできない」と壁にぶつかった。海外放浪の旅に明け暮れる中で気づいたのが「外国人が持つ誇り」。「もっと誇りが持てる日本にしなければと思って考えたのが『地域を支える福祉』だった」。スポーツクラブなどに勤めながら大学院で研究を継続。5年前、田園調布学園大学(麻生区)の講師に就いた。

 ○…住まいは生田緑地のすぐ近く。飯室谷町会では防犯副部長を担い、お祭りや地区運動会、防災訓練にも積極的に参加する。「周りから楽しそうだねってよく言われる。暮らすまちが自分の行動で住みよくなっていくのは嬉しい」。大学では長沢まちづくり協議会と交わした協定のもと、ゼミの学生と新しい福祉のまちづくりに挑戦。川崎市全体で取り組む「かわさき色輪っかつなぎ」をきっかけに、長沢の商店や福祉事業所を拠点にした多世代、多分野の交流促進にも余念がない。

 ○…閉塞感があり、課題も生まれやすいのが日本の福祉の現状だという。常に考えるのは堅苦しさのない、親しみやすい福祉をデザインすること。「海外では障害の有無や肌の色だって違うのは当たり前という感覚がある。そんな空気感を地域に持ち込むことができたら、日本の福祉も変わる」

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