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脳神経内科 パーキンソン病かどうかはどうやって判断できますか?
患者さんが診察室に入ってきたとき「パーキンソン病かもしれない」と直感することがあります。先入観を持ってはなりませんが、「もしかしたら」という発想は重要です。
パーキンソン病は脳内のドパミンが減ることにより身体を自由に動かすことが難しくなる病気です。「歩き始めに足が出ない」「力があっても立ち上がれない」などの症状があります。動作の開始が遅れて動作そのものが遅くなる「動作緩慢・無動」に加えて、手足がこわばる「筋強剛」、じっとしているときにゆっくりとふるえる「静止時振戦」、転倒しやすくなる「姿勢保持障害」が四大症状です。
これらの症状は、加齢による身体機能の低下と判断されてしまうことがあります。ふるえがない患者さんが「力が入らない」と症状を表現した場合、単なる筋力低下とみられてしまうことも少なくありません。転倒した患者さんに対しては、「どうして転倒したのか」を考える発想が必要です。
症状に早い段階で気づくためには、地域における医療と介護の多職種連携が必要と考えます。患者さんの住む場所は多様で、自宅だけではなくさまざまな施設に居住しています。これに対応するため、多摩区内で医療介護多職種による研究会を続けています。成果として、介護職の人が「パーキンソン病かも」と気づく事例も出てきました。
パーキンソン病の治療は目覚ましく進歩しています。生活を維持するため薬だけでなく、リハビリテーションと看護も専門性が求められています。イギリスでは、パーキンソン病ナースという専門資格を持つ看護師がケアすることが求められます。さらに、専門的な研修を受けた資格者のみ治療が許されるリハビリテーションがあります。当院に隣接する「登戸メディケア訪問看護ステーション」では、専門性の高い研修を受けた看護師とリハビリテーションスタッフが訪問して治療とケアを提供しています。
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4月19日