10月12日の夜、東日本に大雨をもたらした台風19号。雨水が排水路などの処理能力を超えてあふれ、市街地の建物や道路が浸水する「内水氾濫」が菅稲田堤3丁目や堰1丁目を中心に発生した。
多摩川の氾濫による浸水の恐れがあるとして、多摩区の想定区域にも12日午前10時、市が警戒レベル4の避難勧告を発令。区内の避難所は、土砂災害警戒区域の13カ所を含む15カ所を開設した。その後、避難者が急増したことを受け、夕方5時にさらに2カ所と、本来は帰宅困難者向けの避難所としている多摩市民館も臨時で開放した。
区危機管理担当によると、避難所利用者数はピークとされる午後10時の時点で、18カ所合わせて8041人。避難所の小中学校では、体育館に加えて教室も開放した。利用者が最も多かったのは中野島小の1620人(午後10時時点)だった。
内水氾濫が発生した三沢川流域では、家屋等が浸水被害に見舞われた。菅稲田堤3丁目に住む男性は「雨が強くなる前の夕方には、すでに水位が上がっていた。浸水は夜10時ごろがピークで、屋外の道路は1メートル以上で水没する自動車も。自宅1階は50センチくらいに達していた」と話す。
市危機管理室によると、多摩区の浸水被害は翌日13日午後5時30分時点で約50件。停電は多摩区、高津区、中原区で約5300軒だった。
区危機管理担当は「水害が予測される地域では、自宅で垂直避難するか、近所の高い所に行くか、避難所を使うか事前に取り決めておいてほしい」と警戒を呼びかけている。
濡れた家財道具や資材など災害ごみの問合せは、多摩生活環境事業所(【電話】044・933・4111)で受け付けている。
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